2008年 宇宙医学実験への参加者 募集終了しました!!
*名古屋近郊にお住いの人でないと参加は困難

名古屋大学総合保健体育科学センター
秋間 広
石田浩司
片山敬章


○研究の趣旨

 我々の研究グループでは,宇宙飛行士や地球上で宇宙滞在を地球上でモデル化した実験によって,宇宙空間(あるいはそのモデル)で起こる人体の様々な機能変化について総合的に検討してきています.
 
今回の実験では下の図のような片足が常に宙に浮いた”下肢サスペンジョンモデル”を使って,地球上で宇宙空間を再現し,宇宙滞在によって生じると予想される人体の機能変化を計測し,そのメカニズムを探ることを目的としています.宇宙飛行士が宇宙で運動を必ずしなければならないのと同じで,今回の実験においても実験期間中に運動を行い,運動が様々な機能変化に及ぼす影響についても追求します.
 この研究で得られた知見は,将来的には
1)日本独自の有人宇宙飛行での貢献,2)人類の長期宇宙滞在に向けた運動処方(宇宙滞在で運動は必須です)の確立,3)月基地や火星探査(往復で2年程度もかかると言われています)における宇宙飛行士の健康管理等に生かせるように考えています.


○実験内容

  1. 20日間,松葉杖を使って片足に体重をかけないように日常生活を送ります(右図).験期間中はいかなる理由があっても実験してる足で許可なしで運動したり,体重をかけることは許されません.
  2. 20日間の実験期間前後に様々な医学的測定を行います.
  3. 募集人員は12名です.
  4. 医学的測定は全て2回づつ行います(下記参照).エアロバイクでのスタミナテスト,最大筋力測定,血液採取(合計で10 ml程度),動脈検査,筋疲労テスト,筋生検などです.
  5. 筋生検は非常に簡単な外科的手術で医師が行います.局所麻酔下で太ももの部分の筋肉を極微量(マッチ棒の頭程度)採取するものです.

○日程

第一ステージ:実験前の医学測定----------2008年2月中旬〜3月上旬までの,のべ3日間程度

第二ステージ:下肢サスペンジョン期間-----2008年3月上旬から20日間

第二ステージの間は多少不自由ではありますが日常生活が送れます.

第三ステージ実験後の医学測定----------第二ステージ終了直後の連続3日間程度


○実験場所

名古屋大学総合保健体育科学センター,大垣整形外科(車で一緒に移動)


○条件・留意事項
  1. 全ての実験に参加でき,こちらの趣旨(実験期間中に足に体重をかけないようにがんばってくれる人)を十分に理解してくれる人.
  2. 18才から30才ぐらいまでの男性.大学生・大学院生が最適です.
  3. 心身が健康であること(呼吸器系,内科系,整形外科系などの疾患がないこと).運動制限などのある人は対象外です.
  4. 定期的に薬を飲んでいない人.
  5. 身体(例えば,膝の中)にボルトなどの金属(磁性体)が入っていない人.

○報酬

全ての実験・測定を終了した方には“非運動群-15万円,運動群-18万円”の謝金をお支払いします.


○連絡先

 上記の実験に興味を持った方は,気軽に下記までご連絡下さい.なお募集人員は12名です.先着順ではありません.しかし,募集が多数の場合は個人面接,メディカルチェックおよび適正等によってこちらが判断し,先に申し込みをした人から参加してもらうことになりますので,予めご了承下さい.

名古屋大学総合保健体育科学センター・准教授
 
秋間 広(電話:052-789-3954,e-mail: akima@nagoya-u.jp