「健康と生活習慣に関するアンケート」2回目結果(第一報:学部1年生)
調査目的と方法
学部1年生(新入生)は,春学期をほぼ 大学へ登校せずにオンライン授業を受けながら過ごしてきました.そこで,この3か月余りを振り返り,現在の自らの健康や生活習慣,4月頃と比較してどう変化したのかを回答してもらうことにしました.これは,秋学期以降の「健康・スポーツ科学実習」や学生支援に向けての方針や内容を検討するための基礎資料となるものです.
下記の方法で,4月に行った「健康と生活習慣に関するアンケート」の2回目を,学部1年生を対象に実施しました
- 調査方法:Qualtricsを利用したweb調査を,「健康・スポーツ科学講義」および「健康・スポーツ科学実習」の受講者に依頼
- 調査時期:7月9日~31日
- 回答者数:1,190名(前回は1,925名)
- 匿名での回答のため,4月時点での調査結果と個別に比較することはできません
調査結果の概要( 調査結果についてはこちらをご参照ください )
4月よりも回答者が減り,1,190名からの回答ではありますが,やはりストレスや不安を感じている学生が回答者の半数を超えており,コロナに対する不安やストレスが多いままのようです
また質問への回答者の中では,交友関係や学業,精神面に関する不安が前回よりも高くなっています(今回の回答者全体でみれば4月時点よりも減っていますが)
オンライン授業で困ったこととして,友達と対面で会えないと答えるものが76.8%(897名/1168名)いることからも,交友関係が問題となっているようです
生活習慣に関しては,特に4月と比べて睡眠習慣が悪くなったと答えるものが3割以上もいます
運動量に関しては,二極化しているようで,運動量が減ったものと増えたものがそれぞれ3割近くいます
- 居住環境は,下宿等が33%,実家が68%(前回は実家が67%とほぼ同じ)
- ストレスや不安を感じているのは,全体の54%(前回は51%)
- コロナの影響で不安やストレスという学生は,全体の65.6%
- 不安を感じているのは自宅生の方が多い(自宅外生:感じない51.4%,感じる48.6%,自宅生:感じない41.5%,感じる58.5%)
- 不安やストレスの原因は,交友関係が79.2%,学業が75.7%,精神面が64.1%と増加(前回よりは大きく増加.学業,交友関係ともに65.1%,精神面が59.8%)
- 4月よりも不安やストレスが増えたものが29.9%,減ったものが26.1%
- 体調は良いものが85.3%,悪いものが14.7%(前回は悪いものは6%)
- 4月に比べて体調が悪くなったものが11.3%,良くなったものが9.0%
- 4月に比べて食習慣が悪くなったものが15.9%,良くなったものが10.0%
- 4月に比べて睡眠習慣が悪くなったものが32.7%,良くなったものが8.6%
- 運動習慣として週2回以上が49.9%,全くしていないものが12.7%(前回23%よりは減少)
- 4月に比べて運動量が減ったものが31.3%,増えたものが29.1%
- 実施している運動は,自宅でできるエクササイズが61.5%,ウォーキングが55.3%,ジョギングが26.3%,サイクリングが24.7%
- オンライン授業で困ったことは,友達に対面で会えないが76.8%,教員に対面で会えないが53.8%,受講方法(NUCTなど)が42.9%,インターネット環境が16.7%
- 秋学期の開講形態の希望は,対面による実技授業が45.9%,春学期と同じオンライン授業が27.5%