名古屋大学総合保健体育科学センター

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筋弛緩法

外出自粛が続くとストレスが溜まります.いわゆる「肩に力が入る」状態に知らず知らずになっている可能性があります.「肩に力が入っている」というのは思い入れが強く緊張している状態を比喩的に言う時に使われる言葉ですが,実際にも心が緊張している状態では身体も緊張しています。しかしながら,どの程度からだが緊張しているのかということはなかなか分かりません。そこで,ここでは,今の状態から一番緊張した状態を作って,その後その緊張を弛緩(リラックス)させる方法を試してみましょう。

肩甲骨合わせ

立ったまま,両肩を上に上げ,首をすぼめるようにします。そのまま肩を後ろに回し,胸を張り,肩甲骨をあわせるようにします。そして,肩を後ろに落とすように一気に力をストンと抜きます。このときに,肩が身体の前に出ないように,背中のほうに落とすようにします。

緊張肩回し

同じように両肩を上に上げ,首をすぼめた状態から,肩を後ろに回し,肩甲骨をあわせます。肩甲骨を合わせたまま肩を下にゆっくりと下げ,一番下までいったら今度は胸を両腕ではさむように下から上に前に回していきます。そして一番上まできたら最初の首をすぼめた状態になるので,そこからもう一度肩を後ろに回して,肩甲骨をあわせ下にストンと落とします。首をゆっくり1~2回まわすと首から肩の周りの緊張が取れているでしょう。

首弛緩

口を軽くあけて,そのままカクンと頭を前に落としてみてください。ちょうど電車の中で居眠りをしているときに頭がカクンとなるような感じです。同じように,頭を後ろにもカクンと倒してみましょう。何度か,前に,後ろにカクンと倒していきます。このときに口をぎゅっと閉じていると首の緊張が取れませんので,口元を緩めてやってください。この後にも首をゆっくり1~2回まわしましょう。始める前と比べてみてください。

身体の緊張はまず首から肩に現れます。そこで,この首から肩にかけての緊張を解くことによって,身体の緊張だけでなく,心の緊張も解けていくことでしょう。

自粛中での運動のすすめ

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