名古屋大学総合保健体育科学センター

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センター長挨拶


2025年4月1日から2年間、総合保健体育科学センター長を務めることになりました。どうぞよろしくお願い致します。
まずは総合保健体育科学センター(略して保体センター)とはどんな部局なのかをご紹介しましょう。

センターの沿革とミッション

保体センターは1975年に、それまでの教養部体育科と保健管理センターが一緒なって設立されました。学部等の付属ではない、独立部局です。名大プロフィールには、保体センターは「健康・スポーツに関する教育・研究を行うとともに、学生・職員の健康管理、健康増進に関する専門的業務を行う。」と記されています。つまり、センターの最大のミッションは、名古屋大学の構成員、さらには一般市民の心身の健康の維持・増進に貢献することです。

センターの組織と施設

センターは大きく2つの組織に分かれています。1つは保健科学部で、内科医または精神科医の9名の教員からなり、保健管理室の看護師や技師とともに、健康診断や診察/相談、急患の対応を行うことが主な業務です。最近では産業医として職場巡視やストレスチェックも大事な役目です。大学の中心にある保健管理室は最近改築され、きれいで機能的になっています。
もう一つは体育科学部で、9名の教員が全学教育科目の健康・スポーツ科学の実習や講義、教職員向けの健康・運動教室を担当するとともに、運動施設の管理・運営を行っています。名古屋大学には人工芝で夜間照明付きのグランドやテニスコート、全天候型トラックなど、国立大学としては恵まれた運動施設があります。また、トレーニングルームでは、ネットで予約しアプリで解錠といった民間ジムと同じようなシステムを導入しています。構成員の方は、このような素晴らしい運動施設をどんどん利用してください。運動は心身の健康に最も有効な手段です。

センターの研究

センターの教員は研究もしています。医学系研究科、または教育発達科学研究科の協力講座に所属し、大学院教育を行っています。医学(内科学、精神科学)、スポーツ科学(心理学、生理学)など研究分野も多様にわたり、ユニークな先生がたくさんいます。院生のほとんどが標準修業年限以内に修了でき、博士課程修了生はかなりの確率で大学の教員になっています。大学院に興味のある方は、各教員のホームページをご覧ください。また、小さな部局ながら、センターの2名の名誉教授(佐藤祐造先生、宮村實晴先生)が、2021年と2022年に続けて瑞宝中綬章を受章されています。

センターの必要性

センターは2025年に設立50周年を迎え、記念行事を開催する予定です。この50年の間に新しいセンター等が次々と設立され、大学での保体センターの存在が薄まってきた感があります。しかし、「勇気ある知識人」を目指す学生、およびハードワークをこなす教職員の土台として、心身の健康は不可欠です。さらに介護不要の健康な老後を送るには、青年-中年期の体力がものを言います。構成員の心身の健康・体力の維持増進を支援する保体センターの重要性は、今も昔も、これからも変わりありません。

センターの課題

メンタルヘルスに問題のある構成員の増加や、老朽化した運動施設の改修と施設の維持運営費の高騰など、センターには様々な課題が残されています。前者は学生相談センターなどと連携して、ワンストップのなんでも相談窓口を保健管理室に設けたり、後者は施設改修や運営について、民間とのパートナーシップや業務委託を模索するなど、問題解決に向け、我々は努力しています。皆様のご理解・ご支援を賜れば幸いです。



2025年4月
総合保健体育科学センター長 石田 浩司




ACCESS

アクセス

住所・電話番号
〒464-8601 名古屋市千種区不老町
Tel 052-789-3946
地下鉄でお越しの場合
地下鉄名城線「名古屋大学前」より
総合保健体育科学センター徒歩10分、保健管理室徒歩3分
お車でお越しの場合
原則として豊田講堂前のゲートから入構してください。
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